2021年4月11日日曜日

創造(祭司資料の創造記)

 創世記の冒頭には「創造」という項目がある。

いわゆる「天地創造」のこと。

天地創造については旧約聖書では「祭司資料の創造記」と「ヤハウェ資料の創造記」の二部構成になっていると考えられている。(考えられている、というのは恐らくヘブライ語を翻訳した際に同じような物語が二度に渡って書かれていたので、二部構成にして分かりやすくしたのではないか、という議論があるため。)

まずは「祭司資料の創造記」を読む。

神の創造は七日間に及ぶ。

一日目、暗黒の中に光を作った。光を「昼」と呼び、暗黒を「夜」と呼んだ。

二日目、大水の上に大空を作った。大空を「天」と呼んだ。

三日目、乾いた所と水の集まった所を作った。乾いた所を「地」と呼び、水の集まった所を「海」と呼んだ。また、地に青草と果樹を作った。

四日目、大きな明かりを二つ作った。より大きな明かりは昼を照らし、小さな明かりは夜を照らした。

五日目、「大きな海の怪物」と「水の中の生き物」と「翼のある生き物」を作った。

六日目、地に「各種の家畜」と「各種の獣」を作った。また、「われわれは人を、われわれの形の通り、われわれに似るようにつくろう」

七日目、「神はその創造を七日目に完了し、七日目に全ての創造を休まれた」


以上が七日間に起こった出来事である。

註釈によりと、「大きな海の怪物」は鯨のような生物ではなく「竜」のようなものと解釈すると、この先のストーリーと噛み合うようだ。

また、「七日目に完了し、七日目に休んだ」という表記は論争があるらしいが、翻訳者の主張としては「神の安息日を七日目につくった」と考えているようだ。

安息日とは何も行ってはならないとされた日であり、旧約聖書では「土曜日」とされているが、キリスト教の大部分は日曜日に礼拝を行っている。

これはキリストが復活した日が日曜日であるため、とされている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ラズパイにMisskey鯖を構築する《まとめ》

 前回まで15回に分けて記事にしてきたラズパイでのMisskey鯖構築方法を簡潔にまとめます。 ・買ったもの Raspberry Pie 4 model B 4GB RAM バージョン RS (OKdo)版 LANケーブル マイクロHDMI → HDMI変換ケーブル 有線マウス ...